今乗っている車からの乗り換えや不要になったお車を売却する場合、どうすれば高く売ることができるかを紹介したいと思います。
車を売るにはさまざまな方法があります。
ディーラー等新車販売店で乗り換えをする場合の乗り換え、中古車への乗り換え、買取店で査定をしてもらって乗り換える方法、個人売買などで乗り換える方法などです。
今回ご紹介するのはその中の方法のひとつにはなりますが、少しでも参考になればと思います。
売りたい車のコンディションを確認する
車両入れ替え等で車を売却する場合、新車から1年以内など短期間で売るケースは非常に稀だと言えます。
ほとんどのケースでは新車または中古車として、しばらく経ってからの乗り換え・売却となるでしょう。
そのため、新車登録から間もないわけではありませんので車両コンディションが良いとは限りません。
もちろん、定期的にディーラー等でメンテナンスしている方や車好きで愛車のコンディションを把握しているのであれば不具合件数も少ないと思います。
中古車として業者に下取り・買取をしてもらうにはまず中古車査定を行ってもらうこととなります。
ほとんどの買取店では査定士の資格を持った社員が複数人おり、その担当者が査定を行います。
査定士とは一般的に一般社団法人日本自動車査定協会が定める資格試験に合格した者を言います。
当然、何か問題があれば嘘や誤魔化しは通じません。
査定を依頼する中古車の現状の価格を提示されますのでその価格が買取金額となります。
それではどうするのか?ということですが、買取店等で査定依頼する前に整備工場で点検を受けることをおすすめします。
ただし、面倒だからといってこの時に同時に査定を行わないことが大切です。
点検をしてもらえばその車両の修理しなければいけない箇所が明確にわかります。
修理代を払ってでも修理した方がいい不具合から、そのままにしていた方がいい不具合までさまざまですが一度概算の見積もりを取ってもらいましょう。
売却するのが目的ですから不要な修理をする必要はありません。
しかし、査定価格(買取金額)アップのために必要な比較的安価で済む修理はしてもらうようにしましょう。
売却する車を綺麗にする
ご自身が中古車を買うために中古車販売店に訪問する時のことを想像してみてください。
洗車やワックス掛けがされた車と、雨ざらしになって洗車もされていない車であればどちらを購入したいでしょうか?
この2台が仮に同じ条件だったとして、どう考えても綺麗に洗車されている方だということは間違いありません。
業者に出してボディコーティングまでする必要はありませんが、最低限お金の掛からない範囲内で洗車やWAX掛け・室内清掃等をした方が買取金額が上がる可能性があります。
というのも、買い取ったあとにオークション会場に出品されるケースもあるからです。
買取後に次のユーザーに販売する場合もありますが、オークション会場の場合は評価点というものが存在します。
商品車としてまだまだ需要がある車種であればこの微妙な評価点の差で買取価格が変わることがよくあります。
少しの手間で高く買い取ってもらえるのであれば、そこは手間を掛けるべきです。
お金を掛けなくても少しの工夫で高く買い取ってもらえますのでおすすめです。
査定前の工夫として、ご飯やコーヒーなどの食べ残しが原因によるシートに染み等を綺麗にすると査定ダウンを防ぐことができます。
さすがにシートのシミや天井の黄ばみなどを綺麗にするにはコストが掛かります。
しかし、特にミニバンやトールワゴンなどファミリーカーは内装の状態で買取金額が左右します。
現状があまりいい状態でないのであれば、最低限で構いませんので自動車の内装業者でクリーニングしてもらうと買取価格は上がります。
売りたい車の相場を知りたい
よく自分の車の相場を知りたいと言われる方がおられますが、その場合は以下の方法でおよその金額を知ることは可能です。
自動車の価値は年式・走行距離・グレード・カラーコード・修復歴のありなし・不具合箇所などで調べることはできます。
その中で最も注意しなければいけないのは修復歴のあるなしです。
新車で購入されているのであれば別ですが、修復歴なしと聞いて購入されていてもプロから見れば修復歴ありに該当するケースは実は多いです。
ですので、一番いいのは購入した販売店で売却することが最もそのリスクが低いです。
購入後に事故をしていたのであればそれは別の修復となりますが、それ以前に修復に関しては販売店の責任ですので目を瞑るはずです。
しかし、販売店とも関係も良く修復を隠されている心配がないのであれば購入した販売店に売却することに拘る必要はありません。
実際の相場ですが、実際に査定を受ける以外にデータだけでおよその買取金額を知る方法はあります。
一括査定サイトなどではサービスの一環として、車両情報を入力するだけでおよその買取金額を教えてくれる場合があります。
目安として相場を知るだけでしたらそれらを利用するのも手段のひとつです。
車買取一括査定の体験談|ディーラーの下取り査定と比較した事例あり
どこで買い取ってもらうのがいいのか?
では、どこで売却するのが最も高く買い取ってもらえるのでしょうか?
最もやってはいけないのは車両入れ替えなどのタイミングで下取りに出すことです。
この売却方法を取ると販売店側で販売価格・買い取り価格を操作できますので、新しい車の購入金額が安く思えても実は下取りで読者の方が損をしているというのは有名な話です。
前半部分で紹介した準備をしてからの話が前提となりますが、最も買取金額を上げる方法は一括査定サービスを利用することです。
そうすると複数社から査定の確認電話が入るはずです。
ここからが問題で、査定日は全社同じ日・できるだけ同じ時間帯にすることがポイントです。
そうすることで業者同士で取り合いになりますので高く買い取ってもらいやすくなります。
全ての会社に一番高く付けてくれた会社に即日売却すると伝えるのもいいかも知れませんね。
まとめ
- 査定を受ける前に整備工場で点検を受ける(不要な修理をする必要ないが、買取金額アップのために必要な比較的安価で済む修理はしておきましょう)
- 売却前に車を綺麗にしておく(この微妙な評価点の差で買取価格が変わることがよくあります)
- 相場を把握したいなら一括査定サイトを上手く活用しましょう(サービスの一環でおおよその買取相場を知ることができるため)
今回は乗り換えなどのタイミングで車を高く売る方法を解説しました。
一番最後の項目についてはある程度慣れも必要な部分ではありますが、前半の査定前の準備に関しては手間暇掛けることで十分に可能です。
売却前には査定価格が上がる工夫をすることが大切です。