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残クレの仕組みについて|メリットやデメリットを解説!

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残クレの仕組みについて|メリットやデメリットを解説!

主に新車で購入の際に関係することですが、「残クレ」という言葉を聞いたことがありませんか?

「残価設定型クレジット」の略で、昔からありますが時代とともに多少の仕様変更が行われ、最近はディーラー等の大型販売店を中心に需要が増えています。

自動車を購入するには現金一括払い・オートローン・リース等の購入方法があります。

今回はその中にある残価設定型ローンについて解説したいと思います。

 

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一般的なローンの仕組み

この残価設定型ローンとはどのような仕組みになっているのでしょうか?

まずは、一般的なローンを確認しておきましょう。

新車であれ中古車であれ現金一括払い以外の支払い方法と言えば、基本的にはローン払いが一般的ですね。

購入した自動車の総支払額が300万円なら300万円+金利となり、例えば100万円の頭金を入れるのであれば200万円+金利がローン会社に支払わなければいけない金額となります。

オートローンは一般的に最大60~72回払いが一般的となっていますが、支払い期間が長ければ金利が高くなりますので、無理のない範囲内で最短の支払い回数にしてくのが節約のポイントです。

 

過去の話ではありますが、筆者の友人は若い頃にアルファードを数回新車で購入していました。

同級生ですので支払いがとても気になり尋ねたところ、ローン会社を通さずに両親に一旦立て替えてもらって、5年程かけて「両親にそのお金を返す」と言っていました。

本人曰く親ローンだそうです。

これにはできる家庭とそうでない家庭があると思いますが、これは最も金利が掛からない方法であることは間違いありません。

これを金利を安くする極端な例ですね。

 

オートローンを組む場合は、もともとの基本となる金利がローン会社によって異なりますので、できる限り金利が安いローン会社を探すことが大切です。

その上で支払い回数を無駄に増やすことをしなければ、ローンを組んでも安く自動車を買うことは可能です。

また、余裕があれば一括返済をしてローン残高を0にすることが可能です。

そうなるとこれから支払うはずであった金利も0になりますので、当初より安くなったことになります。

残価設定型ローン

それでは本題の残価設定型ローンですね。

タイトルにもなっているように通称「残クレ」とも言われており、メリットもあればデメリットもあります。

先程説明した一般的なローンと異なる部分は残価が設定されている部分です。

昔の残価設定の定義はあまりにもユーザーに不利であったため、現在は仕様変更が行われているローン商品がほとんどです。

今回の解説のモデルにしているのはホンダフィナンシャルになりますので、他のローン会社と若干の差があるかもしれません。(その場合はご容赦ください)

ホンダフィナンシャルの場合、上記のような(昔の残価設定の定義)ユーザーの明らかな損を発生させないために残価を支払い残り年数ではなく、設定した新車からの経過年数時点での買取金額としています。

メーカー関わらず10年程前の残価設定ローンの仕組みは、一定の回数まで車種ごとに決められた金額を毎月払うという仕組みでした。

そのため、2万円で毎月残価設定ローンを組んでいて同じ車格の車に乗り換えようとすると、毎月の支払い金額が上がってしまう場合がありました。

リースではないため、形式上は下取りに出して乗り換えることとなります。

そのため、買取金額はその時にならないとわかりませんので、車両価値が安いと前の車のローンを払いながら新しい車のローンを払っているようなイメージになります。

どこのディーラーでもこの手法を採用していましたが、消費者に対してこれはマズイということで現在ではこの手法はあまり聞きません。

話を戻しますが、ホンダの場合であれば、残価設定に買取保証金額として車種ごとに決められた金額が最終支払い時の支払い金額となります。

買取金額が保証されていますので、計算上は乗り換えした場合でも全額支払った形になります。

 

残価設定の仕組みはおわかりいただけたと思いますので、このローンの残りの説明をします。

残価設定額(買取保証額)が50万円だとして、仮に総支払額が300万円とすれば残りは250万円ということになります。

その金額に対してローンを組みますので頭金を入れたり毎月の支払い金額で調整し、ご自身の負担をできるだけ減らして無理なく乗ることが可能。

最終支払い時には買取金額を一括又は再クレジットにて支払いをするか、もしくは車両を入れ替えて残価設定型ローンを再利用することが可能となっています。

早期一括支払いを行えば残価設定分も含めて全て支払うことも可能です。

これが残価設定型ローンの概要です。

残価設定型ローンのメリット・デメリット

この残価設定型ローンにはメリットもあればデメリットもあります。

メリット

メリットのご説明ですが、一番のメリットは残価が予め分かっていますので、普通に乗っている分には将来の買取金額が保証されるという点です。

また、総支払額のうちローンとなるのは残価設定された金額を除いた部分ですので、一般的なローンに比べて支払い回数や毎月の支払いも楽になります。

手元に現金がなくても新車に乗れますので、故障リスクも少なく安心して自動車を保有することが可能です。

支払い中に何かのタイミングで金銭的に余裕が生じ、毎月の支払金額の調整をすることも可能です。

こちらは残価設定をそのままにして、任意の金額を支払うことによって毎月の負担を減らすことができますので、その分違うことに資金を使うことができるようになります。

デメリット

メリットの部分だけを読めばとても良いシステムですね!

これでデメリットがないのであれば筆者も是非利用したいところ…なんですが!

やはりデメリットは付き物です。

確かに今までの経緯もあって、残価設定のシステムが見直されてユーザーの保護が行われています。

しかし、何が起こっても買取金額を保証するわけではありません。

そんなことをすれば販売店は大赤字になるでしょう。

 

ホンダの場合であれば以下のようになっています。

  • 年間走行距離10000km以下、オーバーすると追い金の対象
  • 交通事故等に遭った場合などによる査定ダウンは追い金の対象
  • 社外パーツに交換すると査定ダウンの対象

これらに該当する場合は追い金が発生し、買取保証金額が減額となりますので乗り換えの際は追い金を支払う必要が発生します。

買取の場合は未払い分を支払うだけですが、予定より車両価値が下がる結果となります。

残価設定ローンで気を付けなければいけないデメリットとして、残価設定分の支払い時における金利に注意が必要です。

そのまま乗り換える場合や残価分の支払いを一括返済するのであれば関係ありませんが、残りを再びローンとすればそこにも金利が掛かりますので注意が必要です。

まとめ

  • メリット‥総支払額のうちローンとなるのは残価設定された金額を除いた部分となるので、一般的なローンに比べて支払い回数や毎月の支払いも楽になる
  • デメリット‥何が起きても買取金額が保証されているわけではない。走行距離オーバー・事故・社外パーツへの交換などは査定ダウンとなり、追い金の対象となる

残クレ(残価設定型クレジット)はメリットとデメリットが半々とも言える仕組みです。

昔のことを思えば良心的にはなりましたが、カスタムもできませんし走行距離をいつも気にしていなくてはいけません。

毎月の支払いは確かに安くなりますが、どちらが得なのか判断に迷いますね。

それは読者の方の考え方やライフスタイルで異なりますので、このローンのメリット・デメリットをよく理解して、利用するかどうかを判断する必要があります。

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