PR

ブレーキパッドの交換時期と交換費用について

記事内に広告が含まれています。

ブレーキパッドの交換時期と交換費用について

安全に走る上で重要な要素の一つに、「しっかり止まれる」もしくは、「意のままに止まれる」があります。

この重要な要求に答えているのがブレーキです。

今回はこのブレーキの、特にディスクブレーキに用いられるブレーキパッドについて説明していきたいと思います。

 

車を高く売る方法間違っていませんか?
  • ディーラーの下取り価格の設定はそもそも安い
  • 愛車の本当の価値を知らないまま手放しているオーナーも多い
  • 同じ車でも買取店ごとで買取価格の違いが生じやすい

無料一括査定であれば、それぞれの特徴をもった全国の買取店が競合するため、愛車の最高額が簡単にわかります。>>一括査定の体験談

ネット上で買取相場の確認もできるため、下取り価格交渉にも活用することができ、良い条件を引き出せる可能性が高いです。

▼買取相場がすぐにわかる▼
大きなメリットがある

ブレーキパッドの交換時期と交換費用は?

交換時期

一般的に摩擦材の厚さが3mmを切ると交換時期と言われています。

ギリギリまで使用することは絶対に避けましょう。

また、最近の車両には大抵パッドウェアインジケーターが付いています。

これは、ブレーキの摩擦材の厚さが十分でないことを運転者に知らせるもので、アナログなものでは小さい金属の板が用いられています。

摩擦材が薄くなると、ローターとパッドウェアインジケーターがぶつかり、キーという周波数の金属音がします。

ブレーキ鳴きのような音ではなく、かなり大きなキー音がします。

ブレーキを踏むたびにキー音が続くような時は、パッドの残量を確認することをお勧めします。

電気的に検知しているものあり、この場合メーターにブレーキの警告灯、もしくは残量が少なくなっていることを知らせるメッセージが表示されます。

メーカーのメンテンナンスブックには距離で交換時期を案内していることがありますが、あまり過信しないことをお勧めします。

距離は同じでも、運転の仕方で大きく減り方は変わってきます。

エンジンブレーキを多用して乗っている人であれば、驚くほど残量が残ります。

逆に、下り坂の多いところを走行する機会が多かったり、渋滞のようなのろのろ運転のようなブレーキで車速を制御するような乗り方の場合は、減りが激しい傾向にあります。

またハイブリッド車の場合、先でも説明した協調制御により、回生ブレーキも作動するので、普通のガソリン車と比べると恐ろしいほど減りが少ないです。

交換費用

純正品であれば、5,000円以上。

作業工賃は、6,000円前後から。

  • 軽自動車は交換費用14,000円~
  • 普通車で交換費用16,000円~

部品のメーカーや車種、そして依頼する店舗によって作業工賃もさまざまであるため、交換を依頼する際は必ず見積もりを取りましょう。

部品代は車種に寄りますが、軽自動車のような小さい車ほど安い傾向にあり、重量級の車両では倍ほど違う場合もあります。

また、スポーツ走行で耐フェード性能が高いようなスポーツ走行用のブレーキパッドの場合は、高級なことが多いです。

ブレーキは取り換えれば良いだけではなく、快適に乗れるようにブレーキ鳴き対策やグリスアップが必要なためです。

カー用品店で純正部品に拘らないのであれば、一輪で5,000円程、二輪でも10,000円程でしょう。

しかし、車種や国内メーカーか国外メーカーかで金額にばらつきがあります。

一般的にディーラーの方が高くなる傾向があります。

ブレーキパッドとは

ブレーキといっても数多くの種類が存在しており、乗用車では大まかにディスクブレーキとドラムブレーキ、回生ブレーキと分けることができます。

ディスクブレーキとは名前のとおり、ブレーキディスクという鉄の円盤をブレーキパッドで挟んで、回転を止めるブレーキです。

メリットはブレーキによる摩擦熱を放熱する能力が高いので、フェード現象(摩擦熱により高温となり、摩擦を確保できなくなる現象)になりにくく、コントロール性能が高いことです。

デメリットは、ブレーキダストがホイールを汚しやすかったり、多量の水がかかると制動力が低下します。

今回説明するブレーキパッドという部品はこのタイプのブレーキに用いられるものです。

 

ドラムブレーキはドラムという鋳鉄製の円柱の中にブレーキシューという摩擦材が存在するブレーキです。

ブレーキドラムがタイヤとともに回転し、ブレーキをかける際はシューがドラムの内側に押し付けられ、制動します。

メリットはブレーキ動作をした瞬間から制動力を確保できることができます。

また、閉じられた空間の中で摩擦させるので、ブレーキダストがホイールを汚すことがありません。

デメリットは、初動の効きがかなり強いため、コントロール性に欠けます。

また、メンテナンス性もディスクブレーキと比較するとかなり劣ります。

 

回生ブレーキはハイブリッド車に用いられているものです。

上記で説明した物理的に動作するブレーキのほかに、制動時にタイヤからハイブリッド用モーターを駆動することにより、発電するブレーキです。

ディスクブレーキやドラムブレーキのように車両を停止させるほどの制動力ではありませんが、エンジンブレーキのように比較的車速の高い領域では効果的です。

またハイブリッド車はディスクブレーキやドラムブレーキと回生ブレーキを協調制御し、効率よく発電しています。

今回説明するブレーキパッドは先でも説明した通り、ディスクブレーキに用いられるもので一輪当たり、2枚使用されます。

鉄製の基板に摩擦材が接着されており、この摩擦材がディスクローターに押し付けられることにより摩擦が発生し、制動させます。

新品状態で厚さが10mmほどあり、消耗していくと厚さが薄くなっていきます。

交換作業はDIYで可能?

ブレーキは重要保安部品に該当し、不具合が発生した場合、重大な障害を負うか死に直結する部品です。

少しでも不安が残るようであれば、プロにお任せすることをお勧めします。

しかし、作業自体は単純で抜けなく作業できれば女性でもできるほど、力も必要のない作業です。

簡単に手順を説明します。

①ジャッキアップし、タイヤを外す

ジャッキアップの際はしっかりリジットラックに乗せ、車を軽くゆすり、確実にジャッキアップできているかを確認しましょう。

ジャッキで上げたままで作業は絶対にしないでください。

②キャリパーを開く

ブレーキパッドはキャリパーによって挟まれているので、キャリパーを開ける必要があります。

一般的にキャリパーは上下1本ずつのボルトでキャリパーマウントに固定されています。

かなり固めに締めてあるので、長めのメガネレンチを用いて緩めます。

片方のボルトを抜き取ると、ぱかっと開くようにキャリパーが動き、パッドと対面することができます。

パッドは通常、キャリパーマウントにはまっていることが多いです。

③新しいパッドを準備する。

古いパッドからシムという薄い金属板を移植します。

このシムは、制動時のブレーキ鳴きを抑制する機能があるので確実に再利用します。

シムとパッドの間にブレーキグリスを塗布すると、張り付いて作業性が向上するばかりか、鳴きを抑制することに役立ちます。

キャリパーのピストンと触れる部分でもあるので、表側にもグリスを塗布します。

新品のパッドは研磨剤の角が立っています。

これもブレーキ鳴きの要因となりますので、サンドペーパーなどで角を取ってあげるといいでしょう。

④パッドをキャリパーマウントに戻す

戻す際は、キャリパーマウントの溝にはまる部分にブレーキグリスを塗りましょう。これによりパッドとマウントの摺動性が向上し、ブレーキの引きずりを抑えることができます。

⑤ブレーキキャリパーのピストンを戻す

すり減った分だけ、キャリパーのピストンが外側に出ています。

新品にすることにより、キャリパーの厚さが戻るので、ピストンを戻す作業が必要になります。

一般的な車両は、ウォーターポンププライヤーという大きなペンチで力いっぱい握ってやると、戻ります。

一部の車両ではピストンに特殊な溝が彫ってあり、専用工具をそこに引っ掛けて、ねじのようにねじ込んでいくタイプのものもあります。

⑥キャリパーを戻して、ボルトを締める

最後に開いたキャリパーをもとに戻して、固定用のボルトを締め付けます。

重要な部分ですので締め忘れがないこと、緩くないかをしっかり確認してください。

 

以上が、ざっくりとしたブレーキパッドの交換手順です。

ここでワンポイントアドバイスですが、キャリパーを固定している上下の2本のボルトですが、このボルトの軸方向にキャリパーが移動します。

せっかく外すので2本とも取り外し、錆がある場合はペーパーなどで削り、グリスアップすることによりスムーズにキャリパーが移動することができます。

引きずり予防にかなり効果的です。

最後に

  • 一般的に摩擦材の厚さが3mmを切ると交換時期と言われている(ブレーキを踏むたびにキー音が続くような時は、パッドの残量を確認する)
  • 交換費用は軽自動車で14,000円~、普通車で16,000円~(部品メーカーや車種、作業を依頼する店舗によって工賃に幅があるため、事前に見積もりを取るようにしましょう)
  • DIYで交換は可能だが、ブレーキは重要保安部品に該当し、不具合が発生した場合、重大な障害を負うか死に直結する部品です。少しでも不安が残るようであれば、プロに依頼するようにしましょう

車に乗った以上、身を守ってくれる重要な部品ですので日頃から点検することが重要です。

しっかり点検して安全で心配のないカーライフを。

タイトルとURLをコピーしました